2006年 04月 21日
ネグロス出張 |
ネグロス島バコロド市への日帰り出張撮影から戻ってきました。市街の中心部にあるバコロド空港は、海岸沿いの住宅密集地に位置しており、ジェット旅客機の発着には少々滑走路が短いので、いつもこの空港に着陸するときはちょっと緊張するんですよね。
1998年には、フィリピン航空のエアバス320型機がオーバーラン。空港わきの民家に突っ込み、住民3人が死亡。日本人4人を含む乗客・乗員140人あまりが負傷しました。飛行機が突っ込んできた民家の住民もさぞかし驚いたでしょうね、きっと。
そんなわけで、現在日本のODA案件として新空港の建設が進められています。新空港は現在在のバコロド空港から、約24km北のシライ市に移転建設され、2000m級の滑走路を有するとのことなので、来年からはバコロド出張のたびにドキドキしなくてもよくなる予定。
車・鉄道を含め、フィリピンの交通機関は日本の水準から比べると、運行の安全面で「かなり」不安を感じるものが多いですが、せめて飛行機くらいはきちんとして欲しいですね。航空写真の撮影で民間のヘリコプターをチャーターする機会も多いのですが、燃料計が壊れていても平気で飛ばしてますから。あんまり心配なんでパイロットにどうするのか聞いたら「腕時計があるから大丈夫。燃料が切れそうになる時間は分かってるから」だって・・・。それじゃあ、万が一燃料が漏れてたら海の上に墜落だろ!
写真:
1998年、バコロド空港のオーバーラン事故。あまり娯楽もない田舎での事故だったため、ものすごい数の見物人が集まっていました。見物客相手に屋台が出てましたから・・・。
おまけ写真:
田舎に行くと、ジープニーも屋根に人と荷物を満載してぶっ飛ばしてます。さすがにマニラでは見かけませんが・・・。しかし、ジプニーの屋根なんて捉まるところもないのによく落ちないもんだと感心します。この状態で平気で100km近く出してますから。
by miccasharon
| 2006-04-21 00:22
| フィリピン雑感