2007年 09月 01日
たまにはまじめにカメラの話 |
確かに凄いカメラだけど、現在の仕事では現行機種のD2Xで充分なんですよね。スポーツやファッション・舞台などを専門にしている人は物凄く欲しいカメラでしょうが、報道中心の仕事だと「どうしても必要」っていう感じでもない。
高感度撮影の画質がだいぶ改善したようですが、暗いところではあきらめて写真を撮らないですからね、僕(笑)。僕の仕事だと、そもそもISO1600での撮影なんて1年に1回あるかないか。フィルム時代含めても、屋内スポーツやコンサートのときに必要なくらい。普段の仕事ではせいぜいISO800まで。とは言っても、D2XのISO800なんて使い物にならないから、まあ、そういう意味ではだいぶ差があるのかな?
51点AFも、僕にとっては「そんなにたくさんいらない」ような気がする。D2Xのオートフォーカスでも普段の仕事でピンを外すことは殆ど皆無ですしね。スポーツを専門に撮っていればまた話しは別ですけど・・・。
ライブビューもたぶん現場では使う機会は無い(本当に必要な現場ではラップトップで画像を確認する)だろうし、カメラの左右方向の水準を確認する「デジタル水準器」も「カメラの前後方向の傾きは計測不可」であれば、あまり意味なし。結局フォトショップでの編集が必要。
僕自身がいちばん気になるのは、D2X(及び現行レンズ)の弱点
1)倍率色収差とフリンジ
2)ダイナミック・レンジ
3)ホワイトバランス
4)ゴミ採り機能(D300のみ)
がどのくらい改善されてるかですかね。特に2)に関してはフィルムからデジタルに移行して以来、ず~っとストレスを抱えたままですから・・・。1)も、一度気になりだすと物凄く目立ちますし(D2Xは特に酷い)、3)も時々「センサーが壊れてんじゃねぇか」っていう色の画が出てくるときがある。僕は普段「オート・ホワイトバランス」は使わず「デイライト」に固定してますが、それでも「ありゃ?」っていうことが多々あります。
以上、結論としては「現在の仕事では必要ない」が「趣味としてやっぱり買っていじってみたい」てな所でしょうか。
カメラ1台に60万円近く散財するんだったら、そのぶんで東南アジア各国に撮影旅行にでも行ったほうがよっぽど「実のある金の使い方」なような気もするし・・・。まあ、当初はいろいろと初期不良などの問題も出てくるだろうし、買うとしても半年~1年ほど様子を見てからかな?
「現場で落としても絶対壊れない」とか、「泥流に水没しても1時間以内に水で洗えば壊れない」「5年間は全く定期点検・調整の必要なし」とかいうスペックだったら即買いなんですけどね・・・。
←カメラに興味の無い読者の方、すまん。明日からまたやわい「スーだらブログ」に戻りますから。
by miccasharon
| 2007-09-01 01:59
| フィリピン雑感