2006年 04月 17日
イスラム教徒もいます |
昨日はフィリピンのカソリックの話をしましたが、フィリピンにはわずかながらイスラム教徒もいます。統計的には全人口の5%弱に過ぎませんが、南部のミンダナオ島では現在も分離独立を求めるイスラムゲリラと政府軍のあいだで内戦が続いています。
嫁の祖父が、モロ・民族解放戦線というゲリラと政府との和平交渉に携わっているため、私もイスラムゲリラの皆様と何度か会う機会がありましたが、そんなに狂信的なグループというわけではなく、ほとんどはその辺にいるような気さくなおっさん・あんちゃんでした。
ラマダン中でなければ、こっそり酒飲んだりしてますし・・・。
フィリピンのイスラムの問題は、純粋な宗教対立というより、どちらかというと歴史的な土地の収奪戦争でしょうか?アメリカの利権や、マッチポンプを続けていたいフィリピン国軍の思惑も絡んでますしね。まあ、あまり堅い話を始めるときりが無いので、今日はこの辺で。
写真:
モロ民族解放戦線のみなさん。政府との間ですでに和平が成立していますが、みなさんまだ武器をたくさん持っています。
おまけ写真:
宗教のいかんに関わらず、子供はどこに行っても皆無邪気で人懐っこいです。
by miccasharon
| 2006-04-17 17:56
| フィリピン雑感