2006年 12月 27日
津波から2年(2) |
プーケット島から高速ボートで約1時間。レオナルドデカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の撮影舞台にもなった南国の楽園は、島の両側から襲った二派の津波により甚大な被害を受け、無残に変わり果てていました。
この島で、僕はここ数年の取材活動を通じて、最も強く印象に残る人のひとりと出会うことになります。家族でピピ島滞在中に津波に遭い、ただ1人助かった愛知県岡崎市の小学6年生、杉本遼平君。
彼のことは日本でも大きく報道されたので、ご存知の方も多いでしょう。
日本の国際緊急援助隊は、家族が波の飲まれる光景を目の当たりにした遼平君の記憶をもとに現場を捜索。父の孝幸さんと、弟の知槻君の遺体を発見。遼平君の帰国までに、母の正美さんの遺体は発見されませんでしたが、後に遺体が見つかり死亡が確認されています。
取材上のちょっとした縁がきっかけで、彼とはその後、プーケット滞在中に何度か個人的に接する機会を持つことになります。 (続)
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by miccasharon
| 2006-12-27 01:54
| tsunami