2008年 01月 20日
日進月歩 |
フィルムよりデジタルに移行して、現像処理など時間を争う仕事の際はいろいろと楽になった部分もある。
フィルム時代は締め切りがぎりぎりの際は、
1)現場から空港に走り
2)未現像のフィルムをカーゴに載せ(最悪は機長託送)
3)成田での通関を専門業者に依頼し
4)編集部から成田空港までバイク便を飛ばしてフィルムを拾い
5)都内の現像所に直行。バイク便は待機。
6)現像があがり次第編集部にバイク便を飛ばす
なんて作業が必要でしたからね。通関作業だけで10万円以上の手数料が掛かった。
フィルム現物を送らない場合でも、1995年頃までは、まだ現場に馬鹿でかくて重いインマルサットと専用の写真電送機を担いで行ってた。
それがデジタル化とPC、インターネット、携帯電話の発達で、現在は東南アジアのほぼすべての現場から東京の編集部に3分で写真が送れる。必要な機材は小さなラップトップと携帯電話のみ。
ほんと、隔世の感があるけど、これってここ10年ちょっとの間の出来事なんだよね。振り返ってみるとちょっとした驚き。
でも、撮影したデータの編集作業などを含めると、結果的に写真屋の仕事量は増えたと思う。
フィルム時代はプリントの色だしなど、撮影後も現像所とのやりとりは必要だったけど、自分の手でやらなきゃいけない仕事は、基本的には撮影だけだったからね。
今は撮影とほぼ同じ日数、データの編集作業に時間が掛かる。(報道の仕事は除く)
「データの編集作業の効率化にそろそろ真剣に取り組まないといかんなぁ」と思う毎日・・・。
←今日はバンコクから遊びに来てる友人と会食。現在、物凄くタイ旅行に行きたくなっている。
by miccasharon
| 2008-01-20 23:06
| 老檛